コンビニ大手のハイライフ(莱爾富)は15日、北部・桃園市に生鮮食品や冷凍食品の販売を強化した新形態店「莱鮮生Mr.Hi」の新店舗をオープンさせた。すでに北部・新北市で2店舗を営業しており、今後住宅地を中心に出店し、100店舗展開を目指す。
従来店の一般的な広さが約45坪なのに対し50~70坪に設定された莱鮮生Mr.Hiでは、これまでの商品の他、野菜や果物、パン、家族向けの容量が多い商品なども扱う。
関係者によると、冷凍の肉や野菜を従来店300店余りで試験販売したところ、売り上げが伸びたことから、新形態店の出店を決めたという。
今後は従来店でも1000店以上で冷凍魚介や肉類を販売し、好評なら野菜や果物も提供する方針。
同社では、電動スクーターの充電設備やコインランドリーを設置するなど異業種との提携を強化しており、汪亦祥董事長(会長)は、消費者が購入を決める際の判断材料は店舗数だけでなく、利便性の良さも重要になっていると指摘。「消費者サービスをしっかりと行うことが価値になる」と語った。