(ロサンゼルス、台北中央社)米大リーグのピッツバーグ・パイレーツは7日、鄭宗哲内野手(23)のメジャー昇格を発表した。台湾出身の選手として史上18人目、野手では6人目の大リーガーとなった。
南部・屏東県出身。2019年に17歳でパイレーツと契約した。今春のオープン戦では14試合に出場し、17打数6安打、打率.353、1本塁打2打点をマーク。今季はマイナー3Aでスタートしていた。チーム内で故障者が相次ぎ、昇格につながった。
パイレーツのX(旧ツイッター)には、昇格を知らせる動画がアップされた。鄭は「チャンスがいつ訪れるか分からないから、少しでも進歩することを考えて学び続けていた。知らせを受けた時はまるで夢がかなったようだった」と話した。
昇格が決まった7日にはセントルイス・カージナルス戦が行われた。鄭はベンチで控えていたものの出場機会に恵まれず、メジャーデビューは持ち越しとなった。