(台北中央社)台湾プロ野球、統一ライオンズの陳傑憲外野手は10日、イメージキャラクターを務めるオートバイのPR記者会見に参加し、来年行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)ら大リーガーと対戦できることに期待していると明かした。
昨年のプレミア12や先月行われたWBC予選でキャプテンを務めた陳。今シーズンは健康を維持し、安定した成績を上げることでコーチ陣の評価を得て、WBCのメンバーに選ばれたいと話した。
中国がWBCの本戦出場を逃したことから、1次リーグで台湾は日本や韓国と同じC組に入る可能性が高いとみられている。これを踏まえ陳は、大谷選手や韓国の李政厚(イ・ジョンフ)外野手(サンフランシスコ・ジャイアンツ)と球場で戦うのが楽しみだと語った。また「機会があれば一緒に写真も撮りたい」と笑った。
また、台湾代表入りに意欲を示している、台湾系米国人のスチュアート・フェアチャイルド外野手(シンシナティ・レッズ)について記者に問われると、代表に加われるなら当然良いことで、チームの戦力強化につながるだろうと期待を寄せた。
オートバイに関するエピソードも披露した。日本の高校を卒業後すぐに社会人チームに入ったため、大学での青春時代を送れなかった陳。オートバイの鍵をくじに見立ててペアを決める合同デートに参加できず、ドキドキする感じを味わえなかったのは少し心残りだと、冗談交じりに語った。