(台北中央社)アイドルデュオ、King & Princeの永瀬廉と高橋海人が旧暦大みそかの28日に台湾で放送される特別番組「2025超級巨星紅白芸能大賞」に事前収録形式で出演する。放送を前に23日、台湾メディアのリモート取材に応じた。台湾での収録には参加しなかったため、高橋は「次は機会があれば必ず台湾に行きたい」と訪台に意欲を示した。
同番組は“台湾版紅白”とも呼ばれる。台湾では間もなく春節(旧正月、今年は1月29日)を迎えることから、2人は「新年快楽」(中国語で明けましておめでとう)と手書きした春聯(正月飾り)を背景にして取材を受けた。春聯を書き上げるまでには20分ほどかかったという。
番組出演のために中国語を学んだという2人。高橋は中国語で「中文很難、但是快楽」(中国語は難しい。でも楽しい)と話してみせた。
永瀬は4月に主演ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」で台湾でファンミーティングを開くことが決まっている。昨年台北でコンサートを開いた同じ事務所のグループ「なにわ男子」のメンバーから「台湾は旅行でもコンサートでもレベルが高くて、みんな温かい」と聞かされたことを明かし、台湾のファンともうすぐ会えることを楽しみにする気持ちを明かした。行きたい所を聞かれると、北部・新北市の観光名所、九份を挙げた。
高橋は、4月に永瀬が訪台する際に台湾土産で欲しいものを聞かれると、春聯の手書きセットを買ってきてほしいとリクエスト。もともと書道が好きで、今回春聯を書いてみた際に赤色の春聯には金色の墨汁が合うと感じたからだと話した。
今回のステージのため、特別に衣装をアップグレードさせたという。選曲については、楽曲のストリーミング配信の状況を基に台湾で比較的人気がある曲を調べ、その中から自分たちのイメージに合う楽曲と、それとは別に雰囲気が全く異なる曲を選んだと紹介。二つの異なる路線を台湾の人々に見てもらえればと語った。
同番組は台湾テレビ(台視)で28日夜7時(台湾時間)から放送。日本など海外向けには同番組のユーチューブチャンネルで生配信される。