(台北中央社)俳優の阿部寛が今月23日に台北市内で開かれる台湾の映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)第61回授賞式にプレゼンターとして出席することが4日、分かった。台北金馬映画祭実行委員会が発表した。阿部が同奨授賞式に参加するのは初めて。
台湾でも高い知名度を誇る阿部。台湾の映画監督、トム・リン(林書宇)の「夕霧花園」(2019年)に主演したこともある。同作は第56回金馬奨で9部門にノミネートされたが、阿部は当時、授賞式に出席できなかった。
阿部の他、俳優のチャン・チェン(張震)やシルビア・チャン(張艾嘉)、チェン・ボーリン(陳柏霖)らもプレゼンターとして出席する。兵役中のシュー・グァンハン(許光漢、グレッグ・ハン)は主演の日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」が脚色賞や撮影賞など4部門でノミネートされたことから、特別に所属部門に休暇を申請して式典に参加する。プレゼンターも務める。
23年の第95回米アカデミー賞で7部門を受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のダニエル・クワン(関家永)監督や俳優のキー・ホイ・クァン(関継威)、プロデューサーのジョナサン・ワン(王慶)は映像業界向けの特別講座「金馬映画マスタークラス」で講師を務める他、授賞式にも出席する。
金馬奨は世界各地の華語・華人映画を対象にした映画賞で、今年は過去最多の718作品の応募があった。