(台北中央社)11月に行われる野球の国際大会「プレミア12」に向けた台湾代表チームの第2回強化練習が28日、台北市の台北ドームで始まった。29日には関連のセレモニーが行われ、キャプテンの陳傑憲(統一ライオンズ)は、チーム全員が100%の力を出し切り、台湾のために最高の栄誉を勝ち取ると意気込んだ。
セレモニーには中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)会長の蔡其昌(さいきしょう)立法委員(国会議員)も出席。選手やコーチ、サポートメンバーらに総額50万台湾元(約240万円)の激励金を贈り、活躍に期待を寄せた。
3大会連続の代表入りとなった元千葉ロッテマリーンズの陳冠宇(楽天モンキーズ)はこの日、34歳の誕生日を迎えた。チームメートらからケーキと歌のプレゼントを受けた陳は「名前を呼ばれた時は頭が真っ白になった」と笑い、代表メンバーならではの特別な誕生日を経験できたと語った。
陳と同時期に日本でプレーするなどして交友の深い、元埼玉西武ライオンズの郭俊麟(統一ライオンズ)も、追加で代表入りが決まった。陳は、再び一緒に代表チームのユニホームに袖を通すことができてうれしいと喜んだ。
台湾代表の初戦は11月13日の韓国戦。16日には日本と対戦する。いずれも台北ドームで行われる。