(台北中央社)11月に台湾や日本などで開催される野球の国際大会「プレミア12」に向け、日本代表の井端弘和監督が10日、台湾を訪れ、台北市の天母野球場で行われた台湾プロ野球の台鋼ホークス対味全ドラゴンズ戦を視察した。台湾代表入りが期待されている選手や試合会場を見に来たと語った。
日本メディアによると、井端氏は訪台前、味全の徐若煕投手や統一ライオンズの古林睿煬投手に注目していると明かしていた。台湾の報道陣から、徐が投球制限の影響でプレミア12に出場できない可能性が高いと告げられると、井端氏は知っているとした上で、日本球界でも徐が優れた選手だとの情報が伝わっていると述べた。
古林が先発登板した統一対富邦ガーディアンズ戦は、天母野球場内でテレビ観戦した。台鋼・味全戦に足を運んだ理由について井端氏は、味全に良い投手や捕手、特に中継ぎ投手がいると聞いていて、より多くの選手をこの目で確かめたかったからだと明かした。
一方、北部・新北市の新荘野球場で試合を終えた古林は、井端氏から注目されていることへのコメントを報道陣から求められると、昨年の投球成績が比較的良かったからではないかとし、チェックすべき対象は皆注目されるだろうと控えめに話した。