(台北中央社)パリ五輪のボクシング女子57キロ級に出場する台湾の林郁婷に性別問題が持ち上がっている。頼清徳(らいせいとく)総統は2日、フェイスブックで「われわれは彼女(林)と共にあり、固い後ろ盾になる」とエールを送り、声援を呼びかけた。
頼氏は「試合会場には勝ち負けも、拍手もノイズもある」とつづり、「ひたむきに前に進みさえすれば、さらなる高みを目指すプロ選手の決意を阻める者は誰一人としていない」と言及。林のリング上での集中力と強靭(きょうじん)さは「一度でも試合を見れば、全ての人が感動することだろう」と称賛した。
蔡英文(さいえいぶん)前総統は同日、昨年10月に総統府で林ら杭州アジア大会台湾代表選手団と共に撮影した写真をフェイスブックに投稿。「一緒に林選手を応援しよう。場外の騒動や対戦相手の挑戦を前にしても、林選手は恐れていないと信じている」とつづった。