(台北中央社)経済部(経済省)国際貿易署は6日、展示会や国際会議に参加する外国人ビジネス客がついでに現地観光をすることを狙って経済部と交通部(交通省)が昨年から共同で実施している補助を、今年も行うと発表した。海外からの参加者が展示会などの前後の期間に観光を行うことが条件で、参加者1人当たり2000台湾元(約9600円)または1500元(約7200円)を主催者に補助する。
貿易署によれば、昨年は16団体から申請があった。今年は申請ごとの補助上限額を50万元(約240万円)から60万元(約290万円)に引き上げる。予算総額は1千万元(約4800万円)。
国際展示会の開催や展示会場の運営などを行う台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は、台湾の今年のコンベンション・展示会産業は昨年よりも成長すると見込んでいる。3月の台北国際工具機(工作機械)展(TIMTOS)や、5月のICT(情報通信技術)産業見本市「コンピューテックス」(台北国際電脳展、COMPUTEX)への出展申し込み状況が好調である他、今年下半期には中部・台中市に台中国際会議・展示センター(台中国際会展中心)がオープンする予定だという。