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日本から輸入の食品7ロット、水際検査で不合格 果物や茶が残留農薬などの規定違反/台湾

2024/12/31 17:01
残留農薬の規定違反で水際検査で不合格となった日本産のキンカン(食品薬物管理署提供)
残留農薬の規定違反で水際検査で不合格となった日本産のキンカン(食品薬物管理署提供)

(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署が31日に公表した、水際検査で不合格となった食品のリストで、全16ロット中7ロットが日本から輸入されたものであることが分かった。キンカンやイチゴ、粉末茶などが残留農薬や食品添加物の規定違反で不合格となった。全量が積み戻しまたは廃棄処分される。

日本からの輸入品で不合格となったのは、キンカン4ロットとイチゴ、ゴールデンキウイ、ほうじ茶パウダー各1ロット。果物はいずれも生の状態で輸入された。

キンカンについては3ロットから殺虫剤「フルベンジアミド」が、残る1ロットから殺菌剤「イソフェタミド」が検出された。イチゴからは殺菌剤「イソピラザム」が、ほうじ茶パウダーからは防腐剤「サリチル酸」が検出された。これら4種の農薬や防腐剤は、いずれも台湾の規定では検出されてはならないと定められている。またゴールデンキウイからは、検出されてはならない殺菌剤「ピリベンカルブ」と、基準値を超える量の殺虫剤「ジノテフラン」が検出された。

同署の統計によれば12月23日までの半年間で、日本から輸入されたかんきつ類は検査を受けた189ロットのうち7ロットが、イチゴは235ロット中3ロットが不合格だった。取材に応じた同署の林金富副署長は、日本のかんきつ類に関して来年6月29日まで抜き取り検査を強化すると説明。さらにイチゴに対して実施している全ロット検査を来年5月末まで延長するとした。

不合格リストにはこのほか、韓国産ハクサイやベトナム産ブロッコリー、ペルー産ブルーベリー、中国産キウイフルーツなどが含まれた。

(沈佩瑤/編集:田中宏樹)

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