(台北中央社)国家発展委員会(国発会)が立ち上げた「Startup Island TAIWAN」主催の「日本・台湾イノベーションサミット2024」が17日、東京都内で開幕した。台湾からは国発会の劉鏡清(りゅうきょうせい)主任委員(閣僚)が率いて、スタートアップ約50社が参加している。国発会は報道資料を発表し、参加企業が日本の投資家や関連業界とのつながりを持つことを後押しできればとしている。
サミットは今回で3回目。東京都などが特別協力している。小池百合子都知事はビデオ形式であいさつを寄せ、サミットを重視している姿勢を示した。
国発会は今回のサミットの規模が過去最大で、参加者は1000人を超える見込みだと言及。テーマもスタートアップから産業のイノベーションにまで拡大し、日本で重要視されている半導体のサプライチェーン(供給網)など多くのトピックを盛り込んだと説明した。
劉氏はこの日、日本記者クラブでの会見にも出席。台湾にとって初となる海外スタートアップ拠点を18日に東京都内に開設すると発表した。国発会によれば、台湾の閣僚が日本の複数メディアの取材を同時に受けるのは今年5月に頼清徳(らいせいとく)総統が就任して以来、初めて。