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ドイツ教育・研究相が台湾訪問 科学技術に関する協力協定の署名見届け

2023/03/21 18:27:23
協力協定の署名に立ち会ったドイツのシュタルクワツィンガー教育・研究相(右)、国家科学・技術委員会の呉政忠主任委員(左)
協力協定の署名に立ち会ったドイツのシュタルクワツィンガー教育・研究相(右)、国家科学・技術委員会の呉政忠主任委員(左)

(台北中央社)ドイツのシュタルクワツィンガー教育・研究相が21日早朝、桃園国際空港に到着した。同国の閣僚が訪台するのは26年ぶり。午前中には国家科学・技術委員会(科学技術庁)の呉政忠(ごせいちゅう)主任委員(閣僚)と会談した他、人工知能(AI)や半導体などに関する台独科学・技術協力協定(STA)の署名を見届けた。

シュタルクワツィンガー氏は22日まで滞在する。ドイツ通信社(DPA)は関係者の話として、訪台の目的は台湾との学術や研究、教育面での協力を強化することだと伝えている。

呉氏との会談は非公開とされ、STAの署名は駐ドイツ台北代表処の謝志偉(しゃしい)代表(大使に相当)とドイツの対台湾窓口機関、ドイツ在台協会の代表によって行われた。

呉氏はメディアに対し、今回の協定は集積回路設計が重点とされたと説明。ドイツには自動車産業や水素エネルギー技術などの基礎があり、台独協力はウィンウィンの関係をもたらすと強調した。

教育面ではドイツの多くの若者が華語(中国語)を学びたがっているとした上で、台湾での中国語学習についてもドイツが重きを置いたポイントだと語った。

また台湾は民主主義と自由、人権の重視、同じ価値観を有し、信頼に値する協力パートナーであることをドイツは分かっていると指摘。台独協力には相互に補完し合うチャンスがあるとし、将来は航空宇宙産業での協力の可能性もあると示唆した。

(張璦/編集:齊藤啓介)

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