(台北中央社)チャイナエアライン(中華航空)は11日、昨年の年間貨物収入が1000億台湾元(約4160億円)を突破し、創業以来62年間で最高を記録したと明らかにした。特にコールドチェーン(低温物流)では新型コロナウイルス前の2倍になったとしている。
同社は21機の貨物機を保有し、毎月約540便の貨物便を運航。昨年12月の貨物収入は154億元(約640億円)となり、5カ月連続で100億元を上回ったほか、単月としても過去最高となったという。
また新型コロナワクチンに関しては、台湾が購入したもの以外に東南アジアやオセアニアの多くの国への輸送を担い、これまでに少なくとも総重量350トン、7500万回分を運んだとしている。
同社は、引き続き貨物輸送に重点を置きながら、旅客輸送市場の状況を注視して安定した運営を図る考えを示した。