(屏東中央社)3年に1度開催される伝統的な厄よけ祈願の祭り「屏東東港迎王平安祭典」の文化を紹介する「屏東県王船文化館」が27日、南部・屏東県で開館した。記念式典に出席した頼清徳(らいせいとく)総統は文化館について、台湾の重要な文化を保存し、台湾の人々に自身の文化を誇りに思ってもらえる場になると語った。
この祭りは、台湾で信仰される神「王爺」を乗せた木造船「王船」を燃やす儀式が営まれることで有名。頼総統は館内で展示される王船の開眼を行い、文化館の開館時間なら3年に1度ではなくいつでも見られると語った。没入型展示を通じ、祭りに参加したような感覚が味わえると述べた。
また文化は自分たちの根であり、民族の魂だと強調。自分たちが文化への認識を深める時、人民は団結し、この土地のために尽力できるようになると語り、文化館設立の重要な意義だとした。
式典には総統府の潘孟安(はんもうあん)秘書長や李遠(りえん)文化部長(文化相)、周春米(しゅうしゅんまい)屏東県長らが出席した。