(東京中央社)台湾料理を通じて文学作品の魅力を紹介する特別展「台湾珍味文学展 “おいしい”本を心ゆくまで」が6日、東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まった。同センターは、20人の台湾人作家がつづったメッセージを通じて台湾ローカルの味が知られる他、台湾文学の魅力も再発見できるとアピールしている。
台湾文化センターと南部・台南市の国立台湾文学館が共同で開催した。この日のオープニングセレモニーで台湾文学館の陳瑩芳館長はビデオメッセージを寄せ、厳選した台湾飲食文学作品を通じて舌先の記憶を呼び起こし、台湾の多彩な歴史と豊かな文化を日本に届けたいと語った。
特別展は30日まで。会場には台湾の宴会会場で見られる円卓や椅子が置かれ、カニのおこわ「紅蟳米糕」やルーロー飯、牛肉麺、小籠包、マンゴーかき氷など12種類の料理を紹介。飲食に関する文学作品8点も展示している。