(台北中央社)総統府と非政府組織(NGO)中華文化総会(文総)が主催する「2024総統府音楽会─自由の力」が20日、台北市の国家両庁院広場で開かれ、約30組のアーティストやパフォーマンスチームが頼清徳(らいせいとく)総統や集まった人々の前で演奏などを繰り広げた。この日のために招待された沖縄県立西原高校マーチングバンド部も出演し、単独でのパフォーマンスの他、世新大学(台北市)チアリーディング部とのコラボレーションも披露した。
今年の総統府音楽会はパリ五輪に出場するアスリートの応援がテーマとされた。西原高マーチングバンド部は沖縄民謡「かぎやで風節」とアニメ「推しの子」の主題歌「アイドル」の2曲を披露。世新大チアリーディング部とは歌手、Adoの「阿修羅ちゃん」で共演し、青春の活力や台日の友情などが表現された。
同マーチングバンド部で指揮を担当した副部長の平良さんは、パフォーマンス後のインタビューで「このようなすてきな機会を作っていただき本当にありがとうございます」とコメント。世新大とのコラボレーションについて「明るく華やかな感じでとても楽しかった」と語った。
音楽会にはこの他、ロックバンドのファイヤー・イーエックス(滅火器)やソーリーユース(拍謝少年)などが出演した。また頼氏の他に蕭美琴(しょうびきん)副総統や李遠(りえん)文化部長(文化相)、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)らも観客席でパフォーマンスを観賞した。