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奈良美智さんの台湾巡回展 2カ所目は離島・澎湖で開催 29日から

2024/03/13 15:50
奈良美智さんの陶芸作品(中華文化総会、©YOSHITOMO NARA提供)
奈良美智さんの陶芸作品(中華文化総会、©YOSHITOMO NARA提供)

(台北中央社)離島・澎湖県の澎湖開拓館で29日から、美術家、奈良美智さんの台湾での巡回展が行われる。昨年4~8月の南部・高雄市に続いて2カ所目の開催。台湾のために描いたという作品「Hazy Humid Day」や台湾初上陸となる陶芸作品などが展示される。

主催する非政府組織(NGO)、中華文化総会が13日に発表した。報道資料によると、奈良さんは昨年、自ら澎湖を訪れて展示会場を決めた。下見の際に澎湖の町の規模を気に入ったという奈良さんは、スクーターで各地を巡り、それぞれの場所と住民の間にある結び付きへの理解を深められたことが、自身を引き付けた理由の一つだとしている。

文化総会の李厚慶秘書長は、澎湖にはさまざまな時代の戦争の遺構が残されており、独特な文化を見せていると説明。奈良さんが反戦を訴えることに力を入れているとした上で、澎湖が高雄に次ぐ2番目の展示場所になったとし、異なる視点から台湾を認識し直すのが楽しみだと期待を寄せた。

巡回展は昨年から10年にわたる計画で開催されている。澎湖での展示は9月1日までで、毎週月・火曜日と祝日・休日は休館。観覧には澎湖県政府のウェブサイトから予約が必要。

(王宝児/編集:田中宏樹)

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