(東京中央社)台湾の風景や文化、食べ物などを描いたイラスト展「台湾絵:WAY TO TAIWAN 台日イラスト特別展」が12日、東京都港区の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まった。NHKのドラマに登場した台湾スイーツ「オーギョーチ」(愛玉)のイラストも展示されている。
同センターと誠品生活が共催し、台湾人11人と日本人3人が手掛けた作品28点を展示。開幕式に出席した誠品の李介修総経理(社長)は、イラストを通じて日本人に台湾の別の一面を知ってもらい、台湾らしさを好きになってほしいとあいさつした。
南部・台南に関する本を出版するなどして活躍するイラストレーターのヤマサキタツヤさんは、屋外で行う宴会の準備の様子を描いた「宴(うたげ)の前の宴」など2作品を出品。創作グループ「台湾印事」は、ルーロー飯(滷肉飯)やタピオカミルクティーなどの食べ物や夜市で見られるしょうゆ瓶や椅子などの道具をモチーフにした32種類のスタンプを展示した。
代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、昼に駐車場だった場所が夜には夜市に変わる様子を表現した湯士賢さんのイラストに触れ、台湾人の努力の精神を表していると語った。10月31日まで(土日祝日は休館)。