(台北中央社)国防部(国防省)は5日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ36機と軍艦延べ6隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち延べ35機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」やその延長線を越え、台湾の北部、中部、南西、南東の空域に進入した。
国防部は、国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備するミサイルシステムで厳密に監視し対処したと説明した。
国防部によると、4日午前9時24分から5日午前6時まで、台湾南西の空域で中国の主力・補助戦闘機や無人機、ヘリコプターなど延べ15機を確認。補助戦闘機1機は4日午前9時26分から同日午後1時30分に台湾南東の空域まで飛行し、一時は台湾本島最南端のガランピ(鵝鑾鼻)から約51カイリ(約94キロ)の距離まで近づいた。