中国軍機が台湾防空圏進入 新型給油機を初確認 国防相「敵情特に深刻」

2021/11/29 14:58
中国の空中給油機「運油20」=国防部提供
中国の空中給油機「運油20」=国防部提供

(台北中央社)国防部(国防省)は28日、中国の軍用機延べ27機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。新型の空中給油機「運油20」も初確認された。邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は29日、「最近の敵情はとりわけ深刻であり、(防空識別圏進入が)止まったことはほぼない」と述べ、中国の狙いは国軍の力を消耗させていくことにあるとの見方を示した。立法院(国会)外交・国防委員会出席前に取材に応じた。

国防部が発表した情報によれば、28日日中、中国軍機延べ27機が台湾の南西の防空識別圏に入った。進入したのは「運油20」延べ1機のほか、早期警戒管制機「空警500」延べ2機、通信対抗機「運9」延べ1機、爆撃機「轟6」延べ5機、戦闘機「殲10」延べ6機、「殲11」延べ4機、「殲16」延べ8機。

専門家は、「運油20」の空中給油訓練によって戦闘機の航続距離の延長が可能になると指摘。同型機が大量に運用開始されれば、人民解放軍空軍は遠征型の空軍となり、台湾の防空への圧力は大幅に増加するとの見解を示している。

邱氏は、国軍として今後も中国軍の軍用機の機種を把握、分析し、今後の行動計画の参考にしていくと語った。

(游凱翔/編集:名切千絵)

私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。