中国からの圧力増大に懸念 台湾、民主主義国家との協力強化へ=大陸委

2021/11/22 18:20
邱垂正氏=資料写真
邱垂正氏=資料写真

(台北中央社)台湾で対中政策を担当する大陸委員会の邱垂正(きゅうすいせい)副主任委員は22日、中国からの圧力が今後強まっていくとの見方を明らかにし、理念が近い盟友との協力関係を強化していく方針を示した。台北市内で開かれたシンポジウムの開会式で述べた。

シンポジウムは中国の発展問題と台湾海峡の安全をテーマとし、大陸委員会が民間シンクタンク、両岸交流遠景基金会に委託して開催した。

邱氏は、中国共産党が16日の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)で採択した「歴史決議」で「正確な党史観」の堅持を強調したことに言及。各分野への介入や監督が今後強化されるのは間違いなく、人々の民主主義や自由、経済の発展の余地が圧迫される懸念があると述べた。

台湾海峡の安全においては、理念の近い国家との協力が非常に重要だとし、中国が内部に対する圧力を強め、対外的には拡張の企みを見せた時、民主主義国家は共通の価値観を守る必要があると強調した。

また、歴史決議で台湾統一が中国共産党の「歴史的任務」だと記載されたことや、習近平国家主席がバイデン米大統領とのオンライン会談で「台湾独立勢力が一線を越えれば、断固たる措置を取る」と述べたことにも触れ、これは北京当局が今後「反独立、統一促進」のやり方を強めていくことを示していると指摘した。

邱氏は「屈せず、むやみに突き進まない」とする政府の立場を改めて示し、地道に両岸(台湾と中国)問題に対処していくと述べた。

(翟思嘉/編集:名切千絵)

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