東洋のノーベル賞を目指して設立された唐奨の授賞式が27日、台北市の台北パフォーミングアーツセンター(台北表演芸術中心)で開催された。
唐奨は2012年、台湾の実業家、尹衍樑氏によって設立された。2年に1度、受賞者が発表され、「永続的な発展賞」「バイオ医学賞」「漢学賞」「法治賞」の四つの部門が設けられている。
第6回となる今年は「永続的な発展賞」に米化学者のオマー・ヤギー氏、「バイオ医学賞」に米ハーバード大のジョエル・バーベナー氏、米ロックフェラー大のスヴェトラーナ・モジソフ氏、デンマーク生理学者のイェンス・ジュール・ホルスト氏、「漢学賞」に許倬雲氏、「法治賞」にアイルランド元大統領のメアリー・ロビンソン氏がそれぞれ輝いた。
受賞者6人のうち、3人が高齢や所要のため出席できず、ビデオメッセージの形で受賞コメントを発表し、代理人が代わりに賞を受け取った。
台北市内の中正記念堂では唐奨受賞者たちの研究成果などを紹介する展示会「唐奨栄誉展」が行われており、29日にはオマー・ヤギー氏、メアリー・ロビンソン氏、イェンス・ジュール・ホルスト氏の3人が唐奨教育基金会の陳振川執行長(CEO)に伴われ会場に足を運んだ。