【台湾あれこれ】米首都で独立記念日祝うパレード　「土地公」など台湾の要素たっぷりの山車も

米首都ワシントンで4日、独立記念日を祝うパレードが開催された。現地在住の台湾系アメリカ人団体も山車を伴って参加。山車には台湾固有種のタイワンツキノワグマや土地を守る神様など、台湾の要素がふんだんに盛り込まれた。

同団体の担当者によれば、同イベントへの参加は2002年からで毎年欠かさずに参加してきたという。アジア系アメリカ人コミュニティの中で自身が所属するグループが目立った存在であることを伝えようと、「街に出るチャンスがあれば、必ず台湾の要素を強調しなければならない」ことも明かした。

一行は「台湾系アメリカ人」と書かれた横幕が飾られた山車とともに登場。「美しいフォルモサ、台湾万歳」の表記が見られる大きな台湾の形をした地図や地域を守る神様「土地公」夫妻などを山車に乗せて行進した。

山車の横には道教の神様「三太子」に扮した人の姿があり、ディアボロを披露するチームが山車の後ろを歩いた。行進中に流れている中国語ラップには反響を呼び、なまりのある中国語で「頑張れ、頑張れ」とエールを送る外国人もいたとか。