北東部・宜蘭県の太平山国家森林遊楽区内で2019年に車にひかれて死んだキエリテンが、剥製にされて保存されている。農業部(農業省)林業・自然保育署宜蘭分署は遊楽区内で来年に開催する特別展でこの剥製を展示する計画をしており、キエリテンを里帰りさせられるとしている。
同分署が18日、フェイスブックを更新してキエリテンについて紹介した。太平山では17年ごろから目撃される機会が増加。ドライバーに向けた注意の標識を設置したものの、接触事故がなくならなかったため、同分署は21年から動物のための通り道などの整備を進めているという。
同分署は合わせて、野生動物保護のため餌を与えないよう呼びかけた。