(台北中央社)建設が進むメトロ(MRT)環状線のうち、山を貫くトンネルを含む工事難易度の高い剣南路(台北市中山区)―動物園(同文山区)間約13.25キロの「東環区間」が24日、起工した。起工式であいさつした蒋万安(しょうばんあん)市長は、全線開業後は台北・新北両市の14区を結び、14の乗換駅ができるとし、山手線のような環状線になるとアピールした。
環状線は全長49.31キロの路線で、現在は第1期区間の大坪林(新北市新店区)―新北産業園区(同新荘区)間約15.4キロが開業している。新北産業園区―剣南路間の「北環区間」約14.93キロと動物園―大坪林間の「南環区間」約5.73キロの区間でも工事が行われている。
蒋市長は東環区間について、内湖エリアの渋滞を解消する重要な施策だと強調。現在29分かかる松山駅(台北市松山区)から内湖テクノロジーパーク(科技園区)までの所要時間は9分に短縮されると語った。