(雲林中央社)中華民国国慶日(国家の日)を祝う恒例の花火大会が10日夜、中部・雲林県虎尾鎮で実施された。過去最長の41分間にわたって約3万発の花火が打ち上げられ、夜空を彩った。張麗善(ちょうれいぜん)雲林県長によれば、打ち上げ開始の1時間余り前には会場周辺に30万人以上の観客が集まったという。
会場に設置されたステージで頼清徳(らいせいとく)総統は、花火には人気テレビ人形劇「霹靂布袋戯」の要素が組み込まれているとし、「(布袋戯で有名な)雲林の文化や素晴らしい布袋戯の文化を理解できる」とあいさつ。韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)らと共に点火のスイッチを押すと、オーケストラの演奏に合わせて花火が打ち上げられた。
花火の後にはドローン400台による約600秒間のショーも行われ、神が台湾を守る様子や雲林の文化などが表現された。