(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は25日、新たに導入する東芝製のE500型電気機関車について、すでに実車試験を実施しているとし、今年9月下旬にも営業運転に投入する予定だと明らかにした。今後特急「自強号」や急行「莒光号」の客車をけん引する。
台鉄は安全運行の強化を継続して行っている他、ハード面の更新を全力で実施していると強調。旧型車両の置き換えを目的に導入するE500型の定格出力は現在のプッシュプル型機関車の1.8倍で、列車を緊急停止できるボタンなどを備えると説明している。
台鉄の杜微(とび)董事長(会長)は、新型車両の投入は安全性向上プロジェクトの一環だとし、試験時の運転士や入れ替え作業員の訓練は着実に行う必要があるとの認識を示した。