(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)と西武鉄道は14日、台北駅で両社の観光列車を姉妹車両とする協定を結んだ。今後相互の交流を通じて列車の知名度向上を図り、鉄道文化交流と鉄道観光発展の促進が期待される。
姉妹車両となったのは、台鉄の「鳴日厨房」と西武の「52席の至福」。いずれもレストランとして車内で食事ができる。両社は2015年に姉妹鉄道協定を締結しているが、今年1月1日に国営企業化された台鉄が海外の鉄道事業者と協定を結ぶのは今回が初めて。
台鉄によると、今後双方の観光列車の乗客に対し、数量限定の記念パンフレットやはがきなどをプレゼントするという。この日は西武グループがコラボレーションした「秩父わらじかつ弁当」も数量限定で販売された。
鳴日厨房は22年に運行を開始した。「移動する五つ星レストラン」をコンセプトに、車窓からの風景を楽しみながら、豪華なコース料理に舌鼓が打てる。