(台北中央社)行政院(内閣)は29日、台中メトロ(MRT)ブルーラインの建設に関わる総合計画を承認した。交通部(交通省)が同日発表した。2034年の開業を見込む。
中部・台中市で2番目のMRT路線として計画されている。今回承認されたのは、梧棲区の台中港から中区の国営台湾鉄路(台鉄)台中駅を経由し、東区の新建国市場付近に至る区間。大部分は大通り「台湾大道」と並行し、同市を東西方向に貫く。北屯区の北屯総駅と高鉄(高速鉄道)台中駅を結ぶMRTグリーンラインとは、市政府駅で接続する。
同部は、新路線の計画は公共交通機関の輸送量を向上させると同時に、市中心部と郊外のバランスの取れた発展を促進するとしている。
同部によれば、総事業費は約1615億台湾元(約7633億円)。うち約676億元(約3193億円)を国が負担する。
行政院は同日、台鉄海岸線のうち、談文駅(中部・苗栗県)から追分駅(台中市)までの区間の複線化の実行可能性調査報告も承認した。