(高雄中央社)南部・高雄市で1カ月にわたり開催されていた「2022台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)が2月28日、幕を下ろした。閉幕式では、開催都市に引き継がれるちょうちんが陳其邁(ちんきまい)高雄市長から、来年の主催都市となる台北市の蔡炳坤(さいへいこん)副市長に手渡された。
同フェスは春節(旧正月)を締めくくる旧暦1月15日の元宵節(今年は2月15日)に合わせて開かれている交通部(交通省)観光局主催の恒例行事。毎年、都市を移して実施されており、高雄での開催は20年ぶりとなった。2月1日に始まり、来場者数は延べ1000万人を超えた。
陳市長は、市民一人一人がランタンフェスを素晴らしいものにする主役だと言及。今年のフェスが閉幕しても心の中の光は永遠に消えることがなく、民主主義や自由は人々の心に深く植え付けられていると述べた。
蔡副市長によると、来年の台湾ランタンフェスは「光、源、未来」をテーマに、信義区と大安区で開催される。蔡副市長は、国境が今年再開され、来年のフェスでは世界の人々に台湾の感染症対策における努力や科学技術分野におけるソフトパワーを見てもらえるよう期待を寄せた。