(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は18日、水際検査で基準値を超えるカドミウムが検出されたとして、チリから輸入された冷凍ウニ約40キロ分が不合格になったと公表した。台湾で回転ずしチェーン、はま寿司を運営する台湾善商が輸入したもので、積み戻しまたは廃棄処分される。台湾市場への流通はないとしている。
不合格となった冷凍ウニから検出されたカドミウムは0.5ミリグラム。食薬署の林金富代理署長は電話取材に対し、水産動物で許容されるカドミウムの上限は0.3ミリグラムだと説明。直近半年間で検査された同地産の同様商品は11ロットあるが、基準値を超えるカドミウムが検出されたのは今回が初めてだとした。
またこの日は、日本から輸入された乳幼児向け煎餅計2ロットとキンカン1ロットがそれぞれ不合格になったことも併せて公表された。