(高雄中央社)南部・高雄市立高雄高級工業職業学校(高雄高工、工業高校に相当)は先月、兵庫県の明石工業高等専門学校と、学術交流や学校間協力に関する覚書を締結した。高雄高工の教員や生徒が明石高専を訪問した11月9日に締結式が行われた。明石高専からは、10月に台湾に上陸した台風18号を受けて同校の教員や学生、保護者が寄せた義援金21万円が手渡された。
高雄高工が今月4日に報道資料で知らせた。明石高専の土居信数校長は締結式で、両校は共に専門教育を行う学校という背景と高い信頼を兼ね備えていると言及。高雄高工の高瑞賢校長は、日本の一流の工業高専と覚書を締結できて光栄だとし、両校の協力が高雄市内の学校の手本になればと述べた。
明石高専は2017年に高雄市政府教育局と包括交流協定を締結した。今年は3月に明石高専の学生が研修で高雄を訪れた他、6月には土居校長が高雄高工を表敬訪問して親交を深めた。締結式が行われた11月には、高雄高工の生徒30人が明石高専の各学科やクラブ活動、文化祭の見学などをした。
高雄高工によれば両校は今後、生徒・学生の短期交流や交換留学、教員の相互訪問などを計画する予定。今月中旬には、明石高専の教員や学生が高雄高工を訪れるという。