(彰化中央社)2008年1月、中部・彰化県員林市内のビルに入ったのを最後に行方が分からなくなっていた同県社頭郷の母親と娘について、台湾彰化地方法院(地裁)が昨年12月、いずれも死亡したと認定していたことが分かった。
この母親は失踪当日、夫と口論になった後、当時4歳の娘を連れてオートバイに乗って外出した後、行方が分からなくなっていた。その後警察は員林市内のビルの前に母親のオートバイが止めてあるのを発見。ビルの監視カメラの映像には2人がエレベーターに乗る様子が映っていたが、ビルを出る姿は確認されず、ビルの全室を対象にした捜索などでも見つからなかった。
また2020年に行われた調査でも2人は医療機関を受診したり、金融機関の口座から現金を引き出したりした記録はなかった。
母親の夫は昨年6月に死亡。遺族からの申し立てがあり、地裁は母親と娘が失踪から7年間が満了しているとして死亡を認定した。