(台南中央社)南部・台南市の国立台湾文学館が開催していた「謎解きゲーム」で使われていたキャラクターのデザインが、中国人クリエーターの作品と酷似していたことが、インターネット上の指摘で発覚した。同館は16日、委託企業のオリジナル作品ではなかったとして謝罪。ゲームは中止となった。
今回問題となった謎解きゲームは昨年12月から約2カ月間開催された後、5月10日から再開されていた。
同館は10日、キャラクターデザインについて、委託企業の担当者とその家族が中国人クリエーターの作品よりも前に制作したもので、著作権の侵害はないとしていたが、16日になり態度を一転。委託企業が正しい資料を提示していなかったなどとし、社会の混乱をもたらしたとしておわびした。
また今後は厳格な審査メカニズムを構築し、知的財産権の侵害がないことを確保するとしている。
委託企業側も同日、担当者が数年前にインターネット上で見たイラストを参考にしたと釈明し、陳謝した。