(台北中央社)台北市信義区のベジタリアン料理店「宝林茶室」で先月起きた食中毒で、衛生福利部(保健省)の王必勝(おうひっしょう)政務次長は29日、重症患者1人が感染による臓器不全で死亡したと明らかにした。同店の食中毒による死者は4人になった。
消息筋によると、亡くなったのは40歳くらいの女性。同店での飲食後に吐き気や嘔吐、下痢などの症状が現れた。一時は好転したが、重度の感染によって病状が悪化したという。
衛生福利部によると、3月18日から同24日までの期間に宝林茶室で食事をした35人が食中毒症状を訴え、このうち33人から強い毒性を持つボンクレキン酸が検出された。現在も2人が重症で入院している。