(台北中央社)台北市立動物園の入園料が4月1日から一部値上げされることが6日、同市の市政会議で決まった。動物園は増収分について、動物福祉の向上などに充てるとしている。改定は1997年以来、27年ぶり。
現在の入園料は、一般が60台湾元(約280円)、6歳以上の子どもや学生などに適用される優待料金は30元(約140円)。同日以降は一般が100元(約470円)、優待が50元(約240円)になる。市民の一般料金は改定後も60元に据え置かれる。
同園は、改定により、今年は約4100万元(約1億9千万円)の増収が見込まれるとしている。増収分はソフト、ハード両面の改善に活用し、動物福祉の向上を図る。
同園は昨年6月、インフレや動物福祉の考え方の進歩によって飼料や設備、獣舎のメンテナンスなど飼育にかかるコストが上昇したとして、入園料を引き上げる方針を示していた。