(桃園中央社)台湾桃園地方法院(地裁)は1日、台湾プロ野球・楽天モンキーズのチアリーダー「楽天ガールズ」を球団を通さずに商業イベントに出演させ、不当に利益を得た疑いがあるとして、球団のマネジャーだった陳元凱容疑者の身柄を拘束し、接見や通信を禁止する決定を下した。前ゼネラルマネジャー(GM)の浦韋青氏は1月31日、台湾桃園地方検察署(地検)から50万台湾元(約230万円)での保釈を通告された。
地検と法務部(法務省)廉政署は昨年、両氏の闇営業の疑いに関して球団から告訴を受けた。検察は1月30日に捜索を実施し、両氏を同署に同行させ取り調べを行った他、楽天ガールズのメンバー4人や関係業者からも聞き取りを行った。
地裁によれば、陳容疑者は取り調べに対し容疑を認めている。球団を通さずに得た金額はこれまでの調べで分かっているだけで2600万元(約1億2千万円)近くに上る。球団は現在、陳容疑者や陳容疑者が経営する企業が不当に得た金額の洗い出しなどを続けているところだという。