(台北中央社)中国から輸入されたチリパウダーから、発がん性が指摘されている物質が検出され、水際検査で不合格になったことが分かった。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)が12日に公表した。不合格食品は積み戻しまたは廃棄される。
中国から輸入されたチリパウダー1ロットからは、台湾が添加物としての使用を認めていない着色料の「スーダンIII」と規定違反の残留農薬「クロルメコート」が検出された。
食薬署の林金富副署長は電話取材に対し、今年に入って検査をしたチリパウダー217ロットのうち7ロットが不合格となったと説明。輸入元のメーカー5社からの製品については10月中旬まで全ロット検査を行い、その他メーカーの製品も抜き取り検査の割合を50%に引き上げるとした。「スーダンIII」は一般的に「スーダン色素」とも呼ばれ、発がん性が指摘されている。主に工業用や化粧品用に用いられる。
この他、米国産サクランボやインドネシアから輸入された調味料など8件の不合格も公表された。
米国産サクランボは残留農薬の規定違反が相次いでおり、今年に入って37ロットに残留農薬の基準値超えが見つかっている。食薬署は8月下旬、不合格のサクランボを輸出した4社に対し、今月20日まで輸入停止措置をとると発表。今回不合格が公表されたのは、同措置の実施以前に輸入された分だとしている。