(台北中央社)中央気象局によると、強烈台風(台湾基準)の台風2号は26日午後2時現在、グアム西北西780キロの海上を西北西に向けて時速28~24キロの速さで進んでいる。29日には進路を北に変えるとみられ、台湾本島から100キロ以内の海域が24時間以内に風速13.9メートル以上の風が吹く強風域に入ると予想される「海上台風警報」を早ければ同日にも発令するとしている。
中心気圧は900ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は58メートル、最大瞬間風速は73メートル。
同局の葉致均予報官は中央社の取材に、今後は西北西に進み、さらに勢力を強めると予測。29日には台湾南東の海上で進路を北に変えるとみられるものの、どの程度向きを変えるかはさらなる観察が必要だと語った。
台湾本島の陸地が18時間以内に強風域に入ると予想される際に発令される陸上台風警報については、海上台風警報に比べて発令の可能性は低いとの見方を示した。