(基隆中央社)北部・基隆市の学校給食に食材を提供していた食品会社が、不当な表示などを使い市から不正に補助金を受け取っていた疑いがあるとして、台湾基隆地方検察署(地検)は25日、この食品会社の関係者や小学校の栄養士ら12人の取り調べを行った。
問題の食品会社を巡っては、今年2月、提供したトマトの表示に事実とは異なる内容が書かれていたことを市が見つけた他、4月には期限切れの鶏肉を学校側に提供していたことが発覚。また5月にはパンの中に虫が混入していたのが見つかっていた。
検察などはこの日、食品会社や市教育処の捜索も実施。市内の各教育機関から提出された食材に関する資料などを調査した。汚職を禁じる条例や文書偽造罪などの疑いで調べを進めている。
取り調べを受けた12人のうち、7人は26日、5万~20万台湾元(約23万~91万円)の保釈金を払い、保釈された。