アプリで読む
ダウンロード

4千トン級国産巡視船の4番艦就役 頼総統、防衛力強化の必要性強調/台湾

2025/11/01 19:12
1日に就役した4千トン級の国産巡視船「台北」=高雄市
1日に就役した4千トン級の国産巡視船「台北」=高雄市

(台北中央社)台湾国際造船(台船)が建造を担当した4千トン級巡視船の最終艦に当たる4番艦「台北」が1日、南部・高雄市で就役した。関連の式典に出席した頼清徳(らいせいとく)総統は中国によるグレーゾーン作戦の脅威に直面し、台湾は自身の防衛力強化のみならず、理念の近い諸国との協力を深化させなければならないと強調した。

政府の艦艇国産化政策に合わせ、海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は2018年から関連のプロジェクトを始動させ、台船には4000トン級巡視船4隻、1000トン級6隻、高緯度遠洋での活動に対応した巡視船計6隻などの建造を発注した。

台船によれば、4番艦「台北」には射程120メートルの高圧放水砲3基や政府系研究機関、国家中山科学研究院(中科院)が開発した射撃統制装置を備えている他、医療設備も搭載している。今後は中部の機動沿岸警備隊に配備されるという。

この日は高緯度遠洋での活動に対応した巡視船の1番艦の命名・進水式も行われた。台湾原住民(先住民)族シラヤ(西拉雅)族にちなんで、「シラヤ号」と命名された。

(鍾栄峰/編集:荘麗玲)

> 中国語関連記事
式典であいさつする頼清徳総統=11月1日、高雄市
式典であいさつする頼清徳総統=11月1日、高雄市
高緯度遠洋での活動に対応した巡視船の1番艦「シラヤ号」=11月1日、高雄市
高緯度遠洋での活動に対応した巡視船の1番艦「シラヤ号」=11月1日、高雄市
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
70