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台湾あれこれ / 医療機器メーカーの創業者、故郷の人々に「お年玉」 総額約3500万円/台湾

お年玉の受け取りに集まった住民ら=中央社記者黄郁菁撮影
お年玉の受け取りに集まった住民ら=中央社記者黄郁菁撮影

南部・屏東県枋山郷で11日、住民への「お年玉」配布が始まった。旧正月(春節、今年は今月17日)を前に、同郷出身で医療機器メーカー「タイドック・テクノロジー」(泰博科技)を創業した陳朝旺(ちんちょうおう)さんが総額690万台湾元(約3500万円)を拠出し、郷公所(役場)が配布する。

同郷は人口約5000人。陳さんの出身地域の約1000人には一人当たり3000元(約1万5000円)、その他の地区の住民には同1000元(約5000円)が配布される。取り組みは配布金額や対象を変えながら、4年目を迎えた。

取材に応じた羅金良(らきんりょう)郷長は、2022年に就任した際、低所得世帯などの支援に当たって郷予算の不足分を補うのに民間の力を借りたいと考え、陳さんのいとこを通じて連絡を取ったところ、想定以上の支援を行ってくれたと言及。全住民へのお年玉配布の他、自宅を地域に寄付して利用できるようにしたり、バス1台を寄贈したりしてくれたと話した。

陳さんのいとこの鄭有徳さんは、マンゴー農家の家庭に生まれた陳さんは台湾大学の博士課程まで進んだと紹介。陳さん自身は控えめで、善行を公にしたがらない性格であるものの、鄭さんはこの出来事を広く伝え、多くの企業家が故郷のために貢献するよう促したいとの考えを示した。

(黄郁菁/編集:田中宏樹)

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