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頼総統、半導体の非レッドサプライチェーン構築に意欲/台湾

2025/09/09 14:55
セミコン・ネットワーク・サミットの開会式に出席した頼清徳総統(右から5人目)=9月9日、台北市
セミコン・ネットワーク・サミットの開会式に出席した頼清徳総統(右から5人目)=9月9日、台北市

(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は9日、台北市の南港展覧館で開かれたセミコン・ネットワーク・サミット(晶鏈高峰論壇)の開会式に出席し、いっそう緊密な協力ネットワークの強化や強靭(きょうじん)性を備えた世界の半導体の非レッドサプライチェーン(中国に依存しない供給網)の構築に向け、台湾は各国との協力を深めて企業の世界展開を支援し、信頼を基礎とした国際人材ネットワークの形成に取り組むと意欲を示した。

サミットは10日から12日まで開かれる半導体関連の見本市「セミコン台湾」の一環として開催された。

頼総統は、セミコン台湾が30周年を迎えたとした上で、国際情勢が変化を続ける中、半導体産業の安全と強靭性に対する世界の関心が高まっていると指摘。今年は世界56カ国・地域から1200社が4100ブースを出展したと紹介した。

さらに、台湾の半導体産業は創成期から国際社会と協力しながら世界へ歩みを進め、現在の世界のハイテク産業にとっても将来の人工知能(AI)の時代においても台湾は不可欠な役割を担うと強調。政府は引き続き、AI産業発展に向けた政策推進に努力すると語った。

また台湾は、実務的、開放的、相互信頼を原則とする国際協力を通じた安定した産業構造の構築▽半導体サプライチェーンにおける各国との協力を含む企業の世界展開支援▽各国の産業代表と共に国境を超えた訓練や交流メカニズムを確立した上での信頼を基礎とした国際人材ネットワークの形成―などを通じて半導体産業を引き続き発展させる意欲があると語った。

頼総統は、台湾は世界の信頼できる協力パートナーであり、堅実な技術基盤と開放的な精神で、世界の民主主義パートナーと手を携えて協力すると強調。協力こそが進歩を生み出せ、団結と相互支援だけが人類により良い未来をもたらすと述べた。

(張建中、劉千綾/編集:齊藤啓介)

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