(台北中央社)国際総合大会「ワールドゲームズ」が来月7日から17日まで中国・成都で開催される。同大会に出場する台湾選手団への団旗授与式が25日、台北市内で行われ、出席した頼清徳(らいせいとく)総統は、国旗と団旗を団長に授けた他、「スポーツを通じて友人をつくり、スポーツマンシップを示すよう」と選手たちを激励した。
非五輪競技・種目を中心とした4年に1度の大会で今大会が12回目。台湾からは119人の選手がソフトボールやビリヤード、ダンススポーツ、柔術、綱引き、武術など計14の競技に出場する。
頼氏はあいさつで、世界レベルの試合はスポーツを通じて友人をつくるものだと指摘。言葉や国境、勝敗に関係なく、スポーツマンシップを示してこそ、試合会場にいてもいなくても、スポーツマンとして国際社会から認められ、世界の尊敬を勝ち取れると語った。
ドイツで開催中の世界ユニバーシティー夏季大会で現地時間23日、銀メダルを獲得したテコンドー男子団体の台湾代表に教育部(教育省)からの祝電を渡すのを中国が妨害したトラブルがあり、頼氏の発言はこれを受けてのものとみられている。