(台北中央社)東部・花蓮県で26日、同県選挙区選出の傅崐萁(ふこんき)立法委員(国会議員)に対して行われたリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票で、リコールは不成立となった。傅氏は最大野党・国民党の立法院党団(国会議員団)総召(院内総務)。
中央選挙委員会によれば、反対が6万5300票で、賛成の4万8969票を上回った。投票率は60.1%だった。
傅氏は1962年生まれの63歳。2002年から立法委員を2期6年務めた後、08年に3期目の当選を果たしたが09年に花蓮県長就任のため立法委員を辞職した。その後、株の不正取引で起訴され、懲役8月の判決が下されたため18年に同県長を解職となった。20年に再び立法委員に当選し、24年にも再選した。妻は徐榛蔚(じょしんい)現花蓮県長。