(台北中央社)台湾で対中政策を担う大陸委員会は29日、中国の華東、華北、東北地方で連日豪雨となり、北京市で30人が死亡するなどの被害が出たことを受け、中国の各方面にお見舞いのメッセージを送ったと発表した。犠牲者の冥福と負傷者の早期回復を祈るとしている。
また台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会に対し、必要な支援を提供するため、被害状況や中国に滞在する台湾人の状況を速やかに確認するよう求めたとしている。
大陸委は、近年は極端な気候現象による災害級の大雨が、たびたび両岸(台湾と中国)人民の生命や財産に重大な損害を与えていると指摘。台湾の中部や南部でも豪雨による被害が発生し、中央政府や一部の県市政府が復旧に取り組んでいることに触れ、両岸人民の被害が最小限にとどまり、復旧作業が迅速に進むことを願うとした。