東部・花蓮県のハイキングコース、瓦拉米(ワラミ)步道でこのほど、登山者がタイワンツキノワグマの親子を目撃した。玉山国家公園管理処が26日、フェイスブックで紹介した。母熊と子熊が同時に目撃されるのは珍しいという。
同処によれば、クマの親子は登山者に出くわした後、すぐにその場を立ち去った。
同処は、特に子熊に遭遇した場合は母熊が人間を脅威だと認識することがある他、人間の干渉で親子が離ればなれになってしまう可能性があると指摘。クマを見かけたら冷静にその場を立ち去るようにし、立ち止まったり写真を撮ったりはしないよう求めた。また、複数人での行動やクマ鈴の使用、食料の適切な管理・処理を呼びかけた。