(台東中央社)先月発生した墜落事故を受けて運用が停止されていた国産の高等練習機「勇鷹」が5日、運用を再開した。空軍は、2週間の特別検査と関係者の研修やシミュレーター訓練を終え、飛行訓練を再開したと発表した。
空軍は特別検査の内容は空軍飛行訓練指揮部が、勇鷹を開発・製造した漢翔航空工業(中部・台中市)と共同で策定したと説明した。また、海上に墜落した事故機の回収作業を続け、原因究明を急ぐと強調。整備や点検を着実に行い、訓練に従事する人員の安全を保障するとした。
訓練再開初日となったこの日、東部・台東県の志航基地周辺で働く人や住民からは、勇鷹が戻ってきたことを喜ぶ声が聞かれた。
事故は先月15日に発生。飛行訓練中にエンジンが停止し、同県都蘭沖の海上に墜落した。操縦していたパイロットは脱出後、落下傘で降下して救助され、無事だった。