(台北中央社)27日投開票の自民党総裁選で石破茂元幹事長が新総裁に選ばれたのを受け、与党・民進党と野党・国民党、民衆党の3党は同日、石破氏に対して祝意を表明した。
民進党主席(党首)を兼務する頼清徳(らいせいとく)総統は同党の広報担当者を通じて祝意を示した。頼氏は、石破氏のリーダーシップの下、自民・民進両党間で各レベルでの固定化した交流や協力関係が深められるよう期待を寄せた。また、9人の総裁候補者の台湾に対する長年の支持や、間もなく退任する岸田文雄首相がこれまでに台湾海峡の平和と安定の重要性を国際社会に対して繰り返し強調したことなどに感謝した。
国民党の朱立倫(しゅりつりん)党主席は報道資料を通じ、石破氏は同党にとって30年来の旧友だと紹介。今後、石破氏と手を携えて共に歩み、両党間の党本部、地方、女性、青年交流を継続するとともに、交流をさらに深化させていけるよう願った。
民衆党は、同党と自民党は密接な交流を保ち続けてきたとし、石破氏や同氏率いる自民党政権と双方の関係を今後も深化させ、アジア太平洋地域の平和と安定を共に守っていけるよう期待するとの声明を出した。