(台北中央社)台湾と日本の地方議員の交流などを目的に2015年から毎年行われている「台日交流サミット」が29日、南部・台南市内で開催された。日本からは都道府県議会や市町村議会の議員、衆議院議員、民間団体のメンバーなど430人以上が出席し、台湾で開催された回としては最多となった。
台湾で開かれるのは18年の南部・高雄市に続き2回目。台南市の報道資料によれば、台湾側は県や市の議会の正副議長や議員138人、民間団体の20人が参加し、過去最多を更新した。
頼清徳(らいせいとく)総統はサミットにビデオメッセージを寄せ、参加者が過去最多となったのは台日が互いを大切にしており、両国の絆がますます深まっていることを示していると言及。参加者による支持の下で、同サミットが引き続き台日友好の力を結集し、双方にとってウィンウィンの発展を生み出すことができると確信していると述べた。
サミットでは、台日の地方議会の視点から中央政府に対し、東アジアの安定を共同で守ることや、台湾が国際社会の舞台で発言できるよう努力することを呼びかける「台南宣言」が採択された。
(編集:田中宏樹)